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南イングランド旅行・第3日

2005年12月7日/ヘイスティングス→イーストボーン→セブンシスターズ→シーフォード→ブライトン
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南イングランド旅行・第3日_d0006422_756361.jpg7時起床。部屋から見える朝日が美しい。もうこれだけでごちそうさま!
といってもムシャムシャ、イングリッシュブレックファーストを食べる。旅人に朝のこのボリュームはとてもありがたい。なにせ、いつ食べられなくなるかわからないから!食べられるときに食べる!旅は体が資本です。


B&Bのおばちゃんにも、今日の旅の幸運を!と言われて、やっぱり嬉しい。
今日は今回の旅の一番のお目当て、セブンシスターズ(Seven Sisters)でーす! 
天候快晴。ラッキー!!

ヘイスティングス駅から列車(そうそう、こっちはディーゼル車だから電車じゃないんだよね)で30分ほどかけてイーストボーン(Eastbourne)へ。駅を降りたが何の案内もない。セブンシスターズ行きのバスはどこ? いろんな人に聞いて、ようやくバス停発見。そのバス停にもセブンシスターズ行きなんてどこにも書いてありゃしない! ほかの観光客はどうしてんだろう?

南イングランド旅行・第3日_d0006422_7571613.jpg念のためバスの運転手さんにも「セブンシスターズで降りたいから教えてね」と頼んで、ダブルデッカーの2階席へ。うーん、途中の眺めが最高です! 単なる市営バスでこんなすごい景色が毎日見られるなんて、すごい、すごすぎ!! 私かなり興奮。もちろんカメラパシャパシャ、気分は高鳴る。

あれ? だけどいつになったら着くのかな? おや? シーフォード? これって、この後ブライトンへ行く時に経由する町じゃあ…。
あわてて後ろに座っていたおばちゃんに聞く。
「あら、もうとっくに過ぎちゃったわよ! 3マイルくらい。次のバス停で降りてもどりなさい!」

ガーーーン。景色に見とれて通り過ぎてしまった…。とにかくバスを降りる。反対車線に行って戻るバスを待つ。うーん、来ない。 おお!やっと来た!と思ったら違うバスらしい。しかもバス停もうひとつ戻らないとダメみたい。こっちのバス停間隔長いんだもーん、かなりな距離をまた戻る。

でもこれって、バスの運転手さんの責任よね!と戻る分のチケット代はタダにしてもらおうと決死の覚悟で再びバスに乗ると、何も言わずに乗せてくれた。けっこう間違う観光客いるのかな? 

今度は降り間違えないようにと、前に座っていたおばちゃんに聞いてみる。
「OK! 私が教えてあげるわよ! でも気をつけなさいね。あそこは変な人がいるから。話しかけられても返事しちゃダメよ! そうよねっ?!」
とおばちゃん、横にいたおばちゃんにも話を広げてる。このバスの中、みーんなおばちゃんのお友達。田舎バスです。

おばちゃんのお陰で、今度はちゃんと降車。でも、何もない。小さな小屋に地図らしきものを発見! でも、現在地がわからない。そこに郵便集配のおじさん登場。現在地を教わる。でも、どの道を行ってよいやらちっともわからない。とにかく人のいる方へ。
老夫婦が車から降りてきたので聞く。どうやら向こうのレストランからView pointに行けるらしい。親切に分かりやすい所まで来て、道を教えてくれた。

そのレストランに着く。でも、道がない。また人に聞く×3回。どうもハイキングコースは川向こうで、ここからはView pointに行くだけの道らしい。でも、道っていっても門があって、どう見てもプライベートな道にしか見えないんだけど。ま、いっか。言われた通り、ここから行くことに。

南イングランド旅行・第3日_d0006422_758343.jpg
途中お馬さんがいたり、ルンルンルン。でも道がダンダンぬかるんできて、滑る(転んでお尻がお猿の図を想像して焦る)。ほんとにこの道でいいのかな? 途中で長靴を履いたおじさんに会う。もう1回確認。やっぱりこの道でいいみたいだけど、おじさんにも靴を心配された。

南イングランド旅行・第3日_d0006422_7584362.jpg歩けど歩けどホワイトクリフは見えず。
景色はいいんだけど。

ぬかるんだ道を歩くこと30分。
おや、ちょっと白いものが見えてきましたよ!

ほら、あと少し!

ほら、ほらああああああ。

来た来た!!!


感動(涙)。もう言葉は要らないです。
頑張って、粘って来た甲斐がありました。もうずっとここに居たい。
海岸に落ちていたチョークの石を記念に拾って、絶景を見ながらの昼食。
南イングランド旅行・第3日_d0006422_7593096.jpg
さーって、もう行かなくちゃ。きっとまた来るわ!と固く誓って。
でも、今日の宿泊先ブライトン(Brighton)に行くには、行きとは反対側のシーフォード(Seaford)に行かねばなりません。近くにいたお姉さんに道を聞く。でも私、全然違う方向に行ったらしく、お姉さん心配して別の子供連れのおじさんに私を託す。「僕たちも同じ方向だから付いてきなさい」とおじさんにくっついて、丘を登る(完全に学校の遠足状態!)。

ここからの眺めも最高!と構わず写真を撮りまくる私。何度も何度も振り返ってクリフにお別れ。また来るよーーー。
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おじさんとは丘の上の駐車場でお別れして、ここからさらに一人で歩かねばなりません。でもホントにこっちの方向でいいのかな?ちょっと心配。また人に聞く。30分もまだ歩くらしい。ちょっと疲れてきました。

今度は分かれ道。困ったな、どっちかしら? 田舎は一歩間違うととんでもない方向に行ってすごい距離を歩いちゃうことになるからな。
そこへ、ボクサー犬を連れた長靴を履いたお姉さん登場! また道を聞く(今日は一体何回道を聞いたんだろうか)。

「駅までかなり距離あるわよ。よかったら乗りなさいよ!」
と車に乗せてくれることにーーーーー。もうヘトヘトだったので、なんてラッキー私ってば! お姉さんが天使に見えたよ。お姉さんと雑談しながら、あっという間に駅に到着。お姉さんありがとーー!

ちょうど駅にはブライトン行きの列車が。
慌てて乗り込んで、お次はさーって、ブライトンからです。
といっても、ブライトン↓は単なる街でした。だからこれと言って書くことがないのです。宿に直行して荷物を置き、久しぶりにインターネットカフェでメールチェックなんかして、市内を少し回って、もう疲れたから寝る。
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また明日!
by u_poko | 2005-12-19 08:30 | 旅・ヨーロッパ


つれづれ侘ぶる人はいかなる心ならん。まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ(兼好)。ただただとりとめのない、旅のようなさ迷いの。「漂泊の民」になりたい、そんな思いのWeblogs。


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